基調講演決定

ポスト・コンプライアンス時代の情報セキュリティ

奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科 准教授
門林 雄基

情報セキュリティにまつわる技術やプロセスの導入が一巡した今日においても、情報漏洩事故が引き続き発生している。本講演ではこの問題を技術、組織、人材の３つの側面から分析し、近年の標準化動向や人材育成プログラムにおける取り組みなどをもとに、今後産業界において求められる取り組みについて述べる。

「私物解禁時代のスマートフォンセキュリティ」
～完全性を求めることからの脱却＝情報セキュリティの再建を～

日本スマートフォンセキュリティフォーラム 発起人
日本ネットワークセキュリティ協会 理事
西本　逸郎

スマートフォンのセキュリティを考える場合、①企業サービスや情報提供として活用、②企業からの配布スマートフォンを従業員が利用、③従業員の私物スマートフォンの業務利用、の違いを理解しなければなりません。その中でも特に「まさに今」の現実として、急激に浸透している私物スマートフォンとどう向かいあい、現状のセキュリティ対策を今後のITの有りようを考慮したうえで再建する必要があります。